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ブレインストームのtakのレビュー・感想・評価

ブレインストーム(1983年製作の映画)
3.3
特撮の第一人者ダグラス・トランブルが監督を務めた数少ない作品。人間の思考、感覚を記録して再生できる装置を完成させた二人の科学者。この技術が軍事目的で転用されそうになる。二人は阻止できるのか。

人が見聞きしたものを追体験するツールは、後にキャスリン・ビグロー監督の「ストレンジデイズ」にも登場する。これを80年代初頭に扱っているとは、かなり先進的と言える。「ブレインストーム」では、研究員の一人がセックスを記録したテープを編集してオーガズムだけを連続して追体験しようとする場面が出てくる。怖っ…。

この映画の要は、死後をテープが記録してしまったことにある。前半は目新しい技術がストーリーの中心にあるだけに、特撮好きの興味がかき立てられる。後半は死後の記録争奪のサスペンスと様子が変わっていく。特撮目当てで観ると後半が物足りない…と感じられるかも。

ナタリー・ウッドの遺作ってこれだったよね。
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