人の脳内を映像化して記録するヘッドギアが開発され、他の人が装着すると食べ物の味や香り、性の快楽まで追体験出来る夢の装置。では死の体験を記録すれば死後の世界が解明出来るのでは？ 科学者役のクリストファー・ウォーケンが禁断の領域に踏み込みます。
1983年の時点でVRやチャットが出てくる映画はまだこの時代の人には早かったのか、映画は興行的に失敗。VRの記録媒体がテープというのは今の時代から見ればちょっとレトロ感があって好き。
監督は『2001年宇宙の旅』や『未知との遭遇』の特撮担当で有名なダグラス・トランブル。特撮職人は監督に向いていないのか、話の核心にたどり着くまで小一時間かかりちょっと退屈な映画だった。でも生前の記憶が走馬灯のように蘇るのを映像で表現するメモリーバブルなどに関しては素晴らしい映像。さすがは特撮職人ダグラス・トランブルです。
クリストファー・ウォーケン科学者が住んでる家を売却する不動産が日本でもよく見る「Century21」。外資系不動産だったのね。
