ゆみな

ブレインストームのゆみなのレビュー・感想・評価

ブレインストーム(1983年製作の映画)
3.3
女性科学者リリアン博士(ルイーズ・フレッチャー)をリーダーとした研究チームが、人間の記憶・知覚を他人に伝達するヘルメット型マシンを開発しているんですね。リリアンの良き相棒マイケル(クリストファー・ウォーケン)がヘルメットを被り、日々実験を続けていた成果が出て、「ブレインストーム」と名付けられた知覚伝達の研究は完成に近づいたんですよ。そんな時にチームメンバーがSEXシーンばかり繋げたブレインストームテープを観続け心臓麻痺を起こしちゃって(まあ助かりますけど)、更にリーダーのリリアンも日頃のストレスや疲れが溜まって心臓発作を起こし亡くなってしまいます。しかし、タダでは死なない博士の意地で、彼女は死の間際にブレインストームを起動させ、死の瞬間を記録するんですね。

結局、その死の瞬間を記録したテープがこの映画の肝となっていて、テープを奪い合う争いや、更にそのテープで臨死体験をするシーンがクライマックスになります。結構昔の映画なのでショボいような気もしますが、私はラスト近辺のこの映像がとても好きでした。死に至るまでの世界って死ななきゃわからないから興味あるもんね~。

この映画はナタリー・ウッドの遺作として有名らしいですけど、それ以上にストーリーも惹き付けられるものがあるので、古い映画と敬遠せずに観賞してもらいたいですね。面白かったです。
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