シネフィルmonk

ジーグフェルド・フォリーズのシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

3.5
1932年にこの世を去ったブロードウェイの名プロデューサー、フローレンツ・ジーグフェルドへ捧ぐ元祖ザッツ・エンタテインメントともいえるミュージカルのオムニバス映画。
MGMの二枚看板で活躍したアステアは制作当時47才、ケリーは34才。2人の共演は『ジーグフェルド・フォリーズ』と、『ザッツ・エンタテインメント パート2』の2作にとどまり、幻の映像と珍重されていた作品。
ミュージカル映画の本によると…
1948年に製作の『イースター・パレード』で年齢的に体力の衰えを感じて引退した2年後、アステアが華麗なる復帰を果たすのですが、そのきっかけを作ったのは後輩のジーン・ケリー。自分が主演するはずだった『イースター・パレード』に、骨折してしまった自分の代役を依頼したのです。

「私に出来ると思うかい?」と尋ねたアステアに「あなた以外に出来る人はいないでしょう。」と答えたケリー。二人の熱い信頼関係がうかがえるエピソードです。
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