「生き抜け。牛馬となっても生き抜け。」中国、文化大革命の時代に翻弄された女性の物語です。非常に重厚なテーマを扱った作品ではありますが、政治的発言の色合いは左程でもなく、人の強く逞しく美しい生き方を描…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「あの時代は一体なんだったのか、なぜあの様な事が起こり得たのか」
(中国映画の文化人類学 西澤治彦 より)
社会主義は、私有財産を認めない。これぐらいしか知識としてなかった私は、この映画を見て、あ…
文革の最中の中国の様子がよく分かる。とにかく個が少しでも突出してはダメなんだな、まさに全体主義。(出る杭は打たれる傾向のある某国も、その性質は潜在的に有しているけど。つか一度それで国が滅んだんだった…
>>続きを読む若き姜文が出てる60s-70s中国大陸の文革時代を描いた映画。
昔なら「人間の尊厳は全くないし、文革は悲惨な歴史だ。こういう政治は人を不幸にする。でもそこで力強く生きることの逞しさ」などという感想…
これも授業でみたやつ。
文化大革命に翻弄された市井の人たちの様子がよくわかる。
共産党幹部の人間は、時代が変わっても生き残っている世知辛さとか、個人的な私怨を、巧みに政治の問題とすり替えて相手を攻撃…
ロマンチックなストーリーであり、革命下をたくましく生きるストーリーでもある。
「豚になっても生きろ。牛馬になっても生きろ。」
私がぼんやりと日々生きているみたいに、当時、人々は生きていたわけじゃな…