いずぼぺ

ボーイズ・オン・ザ・サイドのいずぼぺのレビュー・感想・評価

3.6
ひょんなことから人生をともにすることになった3人の女性たちのロードムービーといえる。
サラッと見てしまうと女3人の絆の話なんだけど、後から考えるとそんなにシンプルでもない。
たいてい男女に限らず同性であっても恋愛対象との絆はセックスや共通の価値観を介して出来上がっていく。家族なら血や文化の共有だ。本作の3人にはその共有するものがない。あるとしたら3人で旅に出たきっかけだけだ。後半、ツーソンで根付いていく彼女らの絆は拡がり大きな優しさと愛で結ばれたコミュニティとなる。落ち着いた先が都会のピッツバーグじゃなくて、辺境の地ツーソンってのも意味があるんじゃないかな。
思ってたより見応えのある作品でした!

若かりし頃のマシューマコノヒーとジョンセダ発見!!
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