スギノイチ

暗黒街の顔役 十一人のギャングのスギノイチのレビュー・感想・評価

3.0
主要な登場人物がかなり多い割には、皆それなりにキャラが立っている。
菊千代的な役回りを高倉健が演じているのが新鮮。
ただ、登場人物がかなり多いせいか、各々を描くことに精一杯で物語の進行自体が遅い。
90分の映画なのに仲間集めで60分経っている。

明確なアクションシーンを使わず、作戦準備のサスペンスだけで魅せていてワクワクしていたのだが、終盤でまたしても牧歌的な銃撃戦が始まってゲンナリ。
ラストも『ギャング対ギャング』の焼き直しにしか見えない。
スギノイチ

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