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ラッキーナンバー7のHKのレビュー・感想・評価

ラッキーナンバー7(2006年製作の映画)
3.8
グッドキャット(良い猫)とバッドドッグ(悪い犬)の復讐劇。
2000年代は私の映画ブランク期間で、本作も全く知りませんでしたが、二転三転する軽快なストーリーはなかなか楽しめました。
キャストもとても豪華だし後味もスッキリ。

主人公はついてない巻き込まれ男(?)のジュシュ・ハートネット(当時28歳)。
先日、久々に『キャッシュトラック』で見ましたが、最近はパッとしませんね。
主人公と仲良くなる女性検視官にルーシー・リュー。
敵対する組織のリーダーにそれぞれモーガン・フリーマンとベン・キングスレー。
事件を追う刑事にスタンリー・トゥッチ。
そして、謎の殺し屋にまだ髪があるブルース・ウィルス(当時51歳)。

ところで、原題は“Lucky Number Slevin(ラッキー・ナンバー・スレヴン)”
最期にこの原題の意味がわかるのに、なんで邦題を7(セブン)にしちゃったのか。
Wikiの説明もコジツケにしか思えないし、せっかくのタイトルが台無しです。

途中のハートネットとリューの007マニアック・トークが面白い。
敵のボスはカナンガ(『死ぬのは奴らだ』)? いや、ブロフェルド。
ブロフェルドはプレゼンス(『007は二度死ぬ』)とサバラス(『女王陛下の007』)のどっち?
どちらでもなくアンソニー・ドーソン!(『ロシアより愛をこめて』顔が映らないブロフェルド) 。
2人ともロジャー・ムーア派?
ダルトンの名前は出ますがブロスナンの名前は出ず。
ちなみにクレイグのボンドが『カジノ・ロワイヤル』で初登場したのは本作公開の7カ月後でした。

監督のポール・マクギガンはスコットランドの監督で映画とTVで活躍しているようですが、観たことのある作品はありませんでした。
私はルーシー・リューは『キル・ビル』の印象しかなかったんですが、本作で初めて可愛いと思いました。
え?この頃もう38歳!ハートネットより10も上だったんですね。
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