けーはち

ドラゴンボール 魔神城のねむり姫のけーはちのレビュー・感想・評価

3.2
'87年映画『ドラゴンボール』第2作。天才でピュアな悟空と対を成すズルく秀でたライバル・クリリンとともに亀仙人🐢へ弟子入りを申し込む悟空だが、亀仙人は何千年も悪魔に囚われの身であるという伝説の『ねむり姫』をつれてきた方を弟子と認めるという無理難題をふっかける──時代柄「ギャルのパンティ」とか「ぱふぱふ」とかセクハラギャグが横行するDBだが、本作では師匠キャラが少年にトロフィーヒロインを要求する展開で、あまりにも今の時代には厳しい話だ。それはさておき、「満月🌕を見ると大猿🐵に変身する」という悟空の設定からの着想か、悪役ルシフェルは「ノートルダムのせむし男」風の執事を連れた「ドラキュラ」で、全体的にゴシック・ホラー色の強い作品となっている。クリリンとの友情のめばえや、くしゃみで人格が入れ替わる多重人格者ランチといった良脇役の活躍はあれど全体的にDBには合わない演出空回りでパワーダウンか。