マイノリティ

俺たちに明日はないのマイノリティのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
3.5
良かったです!

言わずと知れたアメリカン・ニューシネマの代表作です!

実在した伝説の犯罪者カップル、ボニーとクライドの出会いと別れを描いた作品です!

刑務所から出たばかりの青年、クライドと偶然出会ったウェイトレスのボニー。

退屈した日々を変えてくれそうな、刺激的で魅力的なクライドに、ボニーは一瞬で恋に落ちます。

クライドもまた、ボニーの美しさに惹かれます。

そして出会ったその日から二人は車を盗んで強盗します。

途中で知り合ったC・Wモスという若者とクライドの兄夫婦も同行し、彼等の行動は益々過激になります。

すっかり有名人になった彼ら"バロウ・ザ・ギャング"は警察官と一緒に写真を撮って新聞社に送ったり、ボニーは自分で書いた詩を新聞に載せたり。

今日もひと仕事終え、モーテルに泊まる彼らに、警察の手が・・・。

色んな映画に影響を与えた作品なんだな。
と観てて感じました!

クライド役のウォーレン・ベイティの表情や仕草。
ボニー役のフェイ・ダナウェイの美しさ。

超極悪人だけど憎めず、魅力的なカップルを演じていました!

クライドの兄にはジーン・ハックマンが熱演していました!

彼はほんとに名作ばかり出てますね!

皮肉な事だけど、世界恐慌で暗い影を落とす、1930年代のアメリカが舞台とあって、鬱屈した人々にとってはこの犯罪者カップルの動向が興味の的であり、刺激を求める物だったのかも知れません。

ラストシーンは超有名です!