最高の映画でした。
1930年代の大恐慌時代に、連続強盗として有名になったボニーとクライド。
多くの曲や絵の題材になったことでも有名ですね。
テンポの良いストーリー、陽気な音楽、美しい映像と名優たち。結末を知っていてもグイグイ引き込まれました。
陽気な音楽と仲間たちとの軽口を叩きながらの車道中。
フォードのオールドカーを使ったカーアクション。
過激な殺傷シーン(当時はハッキリと人が死ぬシーンを映さなかった)。
若い二人が将来に怯えながら心を通わせるロマンス。
世の中を騒がせたアウトローが世間の共感を得つつも、最後は哀しい結末を迎えるという構成。
本当にワクワクしました。
公開された時期が60年代の学生運動が盛んなこともあり、暗い時代にアンチヒーローに共感する当時の世相を反映した作品とも言えます。
「ジョーカー(2019)」のヒットが近いでしょうか。
主役二人の今も色あせないファッションも見どころ。
特にヒロインのボニー役のフェイ・ダナウェイはかっこいい。