Junko

俺たちに明日はないのJunkoのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
3.9

大恐慌時代のテキサス。
刑務所から出所したばかりのクライドと、ウェイトレスとして働くボニー。惹かれあってしまった2人は、銀行強盗を度々はたらき、警察から追われる身となります。

どうしようもない人たちだけど、時々出てくる子供みたいな会話や、同じような境遇の人には優しかったり、母親に会いたがるボニーの姿を見ると、何が原因でこうなってしまったんだろうと、どこか憎めなくなってくるのです。
でも、どんどん後に戻れなくなってしまう2人…。

『卒業』を見てから、アメリカンニューシネマが気になっています。
ハッピーエンドが普通であった時代に、今回のように主人公自体が、世間から疎まれる立場であったり、終わり方にえ?!となったり…。
その当時見た人は、相当な衝撃だったんじゃないかなぁと考えると、面白いです。
もちろん、今見ても、なかなか癖になると思います!

ボニー役のフェイダナウェイの格好がいちいち可愛いくて、艶めかしかったなぁ。
ベレー帽×スカート×銃のすごい組み合わせ。。

もうすこし1960・70年代の映画を中心に見ていこうかなぁと思います。
Junko

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