ねぎおSTOPWAR

俺たちに明日はないのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
4.5
アメリカンニューシネマといえばコレ。
ひっさしぶりに、UNEXTで鑑賞。
もうほとんど覚えていませんでしたがいろいろ確認。
なんとも面白い映画ですね、やっぱり!
当時誰だかわかっていませんでしたが、ジーン・ハックマン、なんだその足取り軽やかな動きは!?さすがの存在感。

実は、別映画についての町山智弘さん解説を聞いて知ったのです。
この映画の企画って、「突然炎のごとく」テイストで作りたいと、トリュフォーのところに持ち込まれたんですって!で、トリュフォーは「ぼくはこういった残酷な話は撮れないから」とハリウッドに戻され、そして製作されたそうです。
「突然炎のごとく」の原題は「ジュールとジム」ですからね。ここから「ボニーとクライド」が生まれたと。「トミーとマツ」は関係あるんですかね?



アメリカンニューシネマの先駆的役割を果たしたこの映画。
そもそもアメリカンニューシネマとは、カッコ悪かったり、悪いやつだったりが主人公として不条理が描かれる。しかしそれは浮世離れしているわけでなく、むしろありのままの社会が反映されるわけで。おおよそヌーヴェルバーグと呼ばれるヨーロッパ各国のニュームーヴメントに対して、少し様相を異にするアメリカ。著作権法も大西洋で考え方が分断されますが、少し前のこの頃もとっても面白いですね。もっと勉強しようと思います。

さて映画はとにかく最後のシークエンスが秀逸!
町でのショットはなにやらこの後の予感を漂わせ、そしてついに・・。

細かいところは備忘録としてコメント欄に