ピュンピュン丸

麻雀放浪記のピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

麻雀放浪記(1984年製作の映画)
3.9
麻雀版『ハスラー』といったところ。なかなかヨカッタ。
鹿賀丈史の好演が光るが、そのキャラクターのギャンブラーとしての屈折した価値観みたいなものについていけず、嫌悪感が残る。時代だからといえば、それまでだが、女性は誰かの所有物ではないのに、ギャンブルの賭けものにしたり。そういう男の生きざまやそれに盲従する女性の生きざまがややもすれば、素敵に描かれているのが抵抗あり。まあ、とにかく、雀士たちの転倒した価値観と行動がよく描かれている作品だ。

加賀まり子、真田広之、大竹しのぶ、高品格などさすがの演技だが、まあ、鹿賀丈史が一番印象的だった。