建設会社で秘書として働くカルラ。聴力障害に伴って習得した読唇術により、他者の唇の動きから発言を読み取ることができる。助手ポールの格好良さに惹かれていくカルラだが、彼には元犯罪者の肩書きが…。
冴えない女性が恋をしてお洒落になって魅力的になる過程がごく自然に描かれています。好きな男性に振り回されながらも追いかけるカルラの健気さが微笑ましい。
ストーリーが一変して二人が危険な橋を渡り始めてからはヒヤヒヤしました。
ポールを演じたヴァンサン・カッセル。若かりし頃の色気と危うさのバランスが絶妙で、カルラが恋に落ちてしまうのも納得のかっこよさでした。
読唇術が功を奏す場面は観てて爽快。
人生どこで何が役に立つか分からない。
