ピノコ

スルースのピノコのレビュー・感想・評価

スルース(2007年製作の映画)
3.2
【ストーリー】
自称俳優の美しい男マイロ(ジュード・ロウ)は,恋人マギーの旦那である推理作家アンドリュー(マイケル・ケイン)の豪邸に乗り込み,アンドリューに「マギーとの離婚に応じてくれ」と激しく迫った。
アンドリューは妻の不貞には全く動じず,「私も離婚はしたい。だが,マギーは金のかかる女で,売れない俳優のお前では手におえない。すぐに金をもっている私のところに帰ってきてしまうだろう。私は金持ちにマギーを引き取ってもらいたい。」と諭した上で,取引を持ちかける。
「私がマギーに送った宝石を盗んでくれ。私には保険金がおりるし,お前には宝石とマギーが残る。宝石をさばくルートも用意しよう,悪い話じゃないだろう?」

【キャスト】
マイケル・ケイン,ジュード・ロウ
ジュードロウが,かっこよすぎる。一番ハマった俳優。「時に男をも魅了する美貌」とは彼のこと。芸術的な美しさ。

【感想】
権力・金・地位のある年老いた男と,若い美青年との間で揺れる女の物語かと思いきや,中心人物であるはずの女は一度も登場しない。
「男の嫉妬は世界を滅ぼす」というサブタイトルがついているものの,これはあくまでも男と男の推理バトルであって,嫉妬なんてものは蚊帳の外である気がする(このサブタイトルは,北斗の拳の方が相応しい)。
男・女・男の三角関係と聞いて,私が最初に思い出すのは,バイキンマンと食パンマンだ。
バイキンマンはドキンちゃんが好きで,同棲までしている。だが,ドキンちゃんはバイキンマンには目もくれず,食パンマンが好き。
なのに不思議なことに,バイキンマンのライバルはアンパンマンであって,決して食パンマンではないのだ。普通の男なら,恋のライバルの食パンマンを憎むはずなのに…。恋と仕事(?)を完全に分けられる,尋常じゃないバイキンマンの男気。惚れそう。

…映画に話を戻そう。1972年にアカデミー賞4冠を得た傑作ミステリー「探偵(スルース)」のリメイク。どんでん返しの連続で,最後の最後まで結果がわかりません。見て損はないと思います。