ジュード・ロウとマイケル・ケインの2人芝居。
犯罪小説家とその妻の愛人が、小説家の豪邸を舞台に対決する心理サスペンス。
新旧『アルフィー』対決じゃないか！ と思ったら、この作品もリメイク物だった。
1972年の映画『探偵スルース』のリメイク物、旧版はマイケル・ケインとローレンス・オリヴィエが共演。今作ではマイケル・ケインが演じた役をジュード・ロウが演じている。面白い！
さらに監督が、「ローレンス・オリヴィエの再来」と言われたケネス・ブラナー。何それ、さらに面白い！！（ジュード・ロウとケネス・ブラナーは製作にも名を連ねている。）
場面がお屋敷の中のみ、さながら密室劇なところとか、舞台っぽいと思ったらやはり元は舞台劇だった。
色合いや近未来的な豪邸のインテリア、いちいち凝ったカメラワーク、こだわりが感じられて好き！
内容はまさに濃厚な演技合戦。ジュード・ロウは色気があるのが大前提の役で嵌まり役、演技も場面場面で変化して振り切れている、すごい。
マイケル・ケインは老作家役なのにそれでも妙に色っぽかった。
三部構成で話が進むもラストは意外にアッサリ。が、この作品、演じている役者や撮ってるスタッフはきっと濃密な時間を過ごせて楽しかっただろうなー！
私は演劇好きだから、ドツボで好きな作品！！
