We're still in the desert ...
戦闘のほぼ無い戦争を体験した海兵隊員たちの実話。
ジェイク・ギレンホールを克服したのでソフトをポチったら、特典ディスク入りでした!
普通のメイキング映像ではなく、監督サム・メンデスが拘ったドキュメンタリが拝めます。
俳優にカメラを持たせて撮影したメイキングというのもユニーク☆
1989年ペンデルトン基地。
スウォフォード(ジェイク・ギレンホール)は、偵察目標捕捉担当サイクス三等曹長(ジェイミー・フォックス)指揮下で、斥候狙撃兵として厳しい訓練を受けた。
1990年、湾岸戦争勃発。
スウォフォード達はサウジアラビアへ派遣されるが、砂漠でひたすら"待つ"だけの日々を過ごす。
175日後、漸く進撃命令を受けるのだが……
地球が出血している。。。
厳しい訓練でひたすら弱さを克服し、人を殺すよう鍛えてきたのに。
砂漠に出てもまた訓練、穴を掘り、寝て食べて起きるだけ。
進撃すると油田が燃やされ、油の降り注ぐ中、やはり穴を掘り…
戦いたい!撃ちたい!殺したい!!
家に帰りたい。。。
兵士たちは愛国心や恐怖、そして何も無い砂漠によって、精神を病んでいった。
ベトナム戦争とはまた違う、兵士たちの苦悩が良く描かれている作品でした。
でも帰還したら同じ。
日常に溶け込むのは至難の業だそう。
国の為、家族の為、仲間の為。
敵を殺す訓練を、とんでもない理不尽な上官からも受け、耐え抜く。
そんな彼等が、日常に即戻れるはずがないですよね。
最近は帰還兵の支援も増えてきたようだけど。
願わくば全世界から戦争が無くなり、軍隊が無くなることを…