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ゴジラVSスペースゴジラのmaverickのレビュー・感想・評価

ゴジラVSスペースゴジラ(1994年製作の映画)
3.6
平成ゴジラVSシリーズ。初代から数えて21作目。昭和版と比べて一気にクオリティがアップ。特撮もCGも段違いのレベル。ゴジラの外見もやっぱりこっちのほうがしっくりくる。怪獣王って貫禄。昭和のゴジラも小さくて愛嬌があって魅力だけどね。本作で登場するGフォースの決戦兵器モゲラが特撮好きの心を刺激する。分離、合体可能の兵器だなんて最高じゃないか。モグラ型の大型ロボットでフォルムもかっこいいしかわいい!こういう特撮技術は世界に誇る日本の唯一無二な職人芸。海外の有名監督も虜にする素晴らしい技術だ。平成VSシリーズで育った自分としては本作を観ると安心する。実写との合成、ミニチュアを合わせた撮影方式、このクオリティがゴジラの魅力であると感じる。北は北海道から南は鹿児島という全国を横断するスケールの大きさも迫力ある。ご当地の建築物が破壊されるのも出身者にはたまらない。ゲスト怪獣の1体、リトルゴジラがかわいいのもポイント。かわいすぎない?という突っ込みもありそうだが、凶悪なスペースゴジラとの対極さがバランスいい。役者も柄本明を始めとして上手い人が揃っていた。『ゴジラVSビオランテ』からお馴染みの超能力少女を演じる小高恵美もシリーズのファンには嬉しい。ゴジラと対決するスペースゴジラが少々ひねりがないなと感じる以外は上手くまとまっている。面白かった。
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