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ひめゆりの塔のAのレビュー・感想・評価

ひめゆりの塔(1953年製作の映画)
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脚本:水木洋子
舛田版と比較するため鑑賞。わたしはこっちの方が好きかな。
まず舛田版では卒業式にたどり着くのに1時間かけたのに対し、こちらでは最初からひめゆり部隊として収集を掛けられる少女たちのシーンで始まる。観客への信頼から生まれる圧倒的にスマートな作劇。さすが。。
それと舛田版では巧妙に遠ざけられていた生理の描写があったのはよかった。あと舛田版では何度も出てくる歌唱シーンの殆どが唱歌で申し訳程度に一、二曲沖縄民謡だったのに対し、今井版では唱歌ばかりでなく沖縄民謡もちゃんと盛り込まれていたのもリスペクトを感じた。(調べたら実際に当時ふるさとを歌っていたらしい)
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