NAOYA

ゴールデンスランバーのNAOYAのレビュー・感想・評価

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)
4.8
『俺にとって残された武器は人を信頼することだけだから』

韓国版を見たので久しぶりに邦画版も見ましたが、やはりこちらの方が数段面白い!大好きな作品です!!

今作の好きな所は・・・、
良い人過ぎる主人公とそれを助けてくれる多彩なキャラクター‼️と、
ストーリー展開が面白い所‼️


・ストーリー
仙台で首相の凱旋パレードの真っ最中に首相暗殺事件が勃発する。その頃現場付近では宅配ドライバーの青柳が数年ぶりに学生時代の友人と再会を果たしていたが、警官たちが青柳に向けて躊躇なく拳銃を構える。理由も分からず逃げる青柳だが、身に覚えのない証拠と見えない力によって暗殺犯に仕立て上げられていく…


主人公の青柳を演じるのが堺雅人。
この人のにじみ出る良い人オーラが青柳というキャラクターに物凄く合っています。

そんな青柳を助けてくれる学生時代の友人や同僚、家族。
みんな良い人なんです!

学生時代の友人であり、元カノ役の竹内結子。
美人で好きな女優さんの1人でもありました。亡くなられたのが今だに信じられません…。

そして、逃亡の中で出会う人たち。
通り魔のキルオと自称裏稼業の人間。
この2人の存在は大きかったです!
キルオなんて、もっと出番があってもいいぐらい良いキャラでした!通り魔だけど(笑)

青柳を追う警察官は香川照之のはじめ、なかなか嫌な雰囲気を醸し出す方々ばかり。
容赦なくショットガンをブッ放すヤバい奴もいます。

堺雅人vs香川照之の作品にハズレ無しですね。


ストーリーも素晴らしい!!
適度にハラハラできる逃亡劇、そんな中クスッと笑えるシーンもあり、最後はなんだか泣けてくる!

ハリウッド映画のような、無実の主人公が逃亡の末に真犯人を見付ける、のような王道じゃないストーリーも個人的に好きです。

随所に過去の回想シーンもあり、友人との関係性が分かり、ほっこりできる。
しかし、それだけじゃありません!
この回想シーンが色々と伏線になってるんです!
今回久しぶりに見直して、アレもコレも伏線になっていて驚きました!


アクション自体はそこまででもないです。

ですが、邦画で(しかも仙台)、この設定で、アクション全くしなさそうな堺雅人が頑張って走ってるのが、意外性があり個人的には嫌いじゃない。


終盤の花火のシーンも好きですが、終わり方も好きなんです!
100%のハッピーエンドではなくても、こんなに良いラストになってるのが、また素晴らしいです!!
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