Luna

栄光のランナー 1936ベルリンのLunaのレビュー・感想・評価

5.0
良かった!
ラストにむけて気持ちも昂ぶった。
初めて競技場に入ってにスタートに立つまでの長回しシーン、ドキドキして、
臨場感がハンパない。

あの完全アウェーの競技場の雰囲気に
飲み込まれずに勝てたのは
黒人としての誇りであり、
ナチス含めた人種差別への勝利。
「走っている時は自由」なのだ。
人種もなく金や権力も関係ない。

前半にあったアメフトチームとの
シャワールームでのやりとりは好きな場面。この助言あったからこそ、
あの偉業も為し遂げた。何度も観たい。

ストーリーはアメリカの人種差別と
ナチスの政策を並行させて
アメリカの矛盾や違和感を描いているのだけど、ラストでメダルを手にしたジェシーが“ 栄光“”を手にするまでは、まだ数年かかる。
アメリカの根強い差別問題は、
まだ過去の出来事となっていないしね。

原題はRACE(競争、人種)
Luna

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