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若草物語のkirioのレビュー・感想・評価

若草物語(1994年製作の映画)
3.7
ルイーザ・M・オルコット原作「若草物語」
舞台は南北戦争中のアメリカ
家庭的で少し保守的な長女 メグ
作家志望だが少し短気な次女 ジョー
病弱だが心優しき三女 ベス
おしゃまな末っ子 エイミー 
作者の分身であるジョーを主人公に、マーチ家四姉妹の人生が描かれる

カルピス劇場のアニメ版や近年のリメイクなど
アニメ・映画で幾度となく映像化されてきた物語だが、本作はウィノナ・ライダーを主演に、女性スタッフが中心となった90年代のリメイク版
古臭くなく現代に生きる女性の物語としても楽しめる

ウィノナ・ライダーのジョーやキルスティン・ダンストのエイミーは記憶に強いが、長女のメグが若干印象の薄い感じ
ジョーの理想の相手となる、貧しき哲学者フリードリヒ役のガブリエル・バーンがハマり役
一方で、マーチ家の幼馴染で音楽家を目指すローリーを若きクリスチャン・ベイルが演じる
どことなくひねた怪しい感じがなんとも言えない

続編を含めたシリーズ一代記を2時間に収めるため、少し早い部分もあるが、良い出来栄え
何はともあれ、やっと「若草物語」の中身を通して知り一安心
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