マエストロR

若草物語のマエストロRのレビュー・感想・評価

若草物語(1994年製作の映画)
3.2
☆雑感
①原作知識があまり無いので、最終的に誰が誰と結婚するかという点につき驚きがあった。その意味で子供時代の四女エイミーの動向に着目すると面白い。完全に意識的というわけではないのかもしれないが、要所でちゃっかり将来の伴侶と絡むポジション取りをしている。お子ちゃまなのに、なかなか…💓
②四女エイミーを演じるのは子役時代のキルステン・ダンスト。今はすっかりゴツくなったが、本作ではまだちっこくて可愛い。何より演技力が流石の貫録。
③次女ジョーについては、ローリーとの距離感に納得がいかない。特に好意の踏みにじり方は「自称男っぽい性格」の女の嫌な部分が凝縮されている気がする(個人的に自称サバサバの類が嫌いなだけ?!)。それでも全体として見れば、ジョーが嫌いというわけでもない。芯の強さや情熱的なところは共感できた。
④次女ジョーを演じるのはウィノナ・ライダー。後に一度道を踏み外すことになるとはいえ、当時の若手女優随一の輝きが伝わってくる。
⑤ローリー役のクリスチャン・ベイルの自由な色男ぶりも魅力的で見逃せないポイント。