RyanMihawk

若草物語のRyanMihawkのネタバレレビュー・内容・結末

若草物語(1994年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

グレダ・カーウィグに本気なので鑑賞
なぜ私はこの物語なしにここまで過ごしてしまったのでしょうか…十代の頃には見たかった…せめて二十歳…せめて二十歳…
でもしかし今だからこそ刺さるのかもしれない…
なんかもう本当こういう話を書いてしまう作家の気持ちめちゃ分かる、めちゃ分かる…と勝手に共感モード全開になってしまった
家が好き、本当は私も家が好きです

立派な家(だと思う、現代日本人からしたら)に慎ましく暮らすマーチ一家…最終的に家が4つになったのですご〜いとなったしシンプルに祝福〜となった
映画前半、家の中で劇に興じる四姉妹の男装が心の柔らかいところにスッと刺さる…癖ですね
それにしてもこの家はバブみにあふれててすごい
バブみとは違うかもしれないけどロスコの絵です ロスコのorange and yellowの前に立った時の気持ちです
なんか猫もいっぱいいるし
お互いを労る気持ち、失くしてはいけないよな これ以上うつくしいものがこの世にあるか?
ローリーを振るジョーの気持ち、今となっては分からん…!となったが5年前なら完全に理解だったんだろうな…自分にとっても驚きでした
でもよくよく見ると最も分かる…となったのはロンドン行き後のローリーだったかもしらん「幸せな奴ら全員憎い!」べつにいまそこまで怨念を溜め込んでいるわけではないけど自分もこうなるかもしれんと思うやん
なんでベスが死ななアカンのや…家が好きでもええやんけ🥺(これってジョーは家庭教師辞めて実家に帰ったってこと?)

通底してかなりやばめな価値観と美学を基に作られてる映画だとは思うんだけど好き!🥺とさせられます
そういう映画がやっぱ本当に強い映画だと思うよ 好きだよ
でも若草物語きらいな人もいるんだろうな…そういう人の話こそ聞きたいな…
「自分を変えたくても変えられないの 一生はみ出し者のままなのよ!」
RyanMihawk

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