ROY

PicNicのROYのレビュー・感想・評価

PicNic(1996年製作の映画)
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病と解放

「私があんたの罪を洗い流してあげるよ」

地球の最期を見届けるために塀の上を旅する異色ロードムービー

ヨハネの黙示録

黒い羽の天使

人形とピストルと手

(ココ)「塀の外に出なきゃいいんでしょ?塀の上ならいいの。」

■STORY
双子の妹を殺してしまったココは、入院させられた精神病院で、ツムジとサトルという2人の青年と知り合う。 彼らは施設の塀の上を歩く探険を楽しんでいた。やがて、地球が滅亡するという妄想にとらわれた彼らは、滅亡を見届けるために、塀の外に出てはいけないという規則を守りながら、塀から塀へとつたって海を目指してピクニックに出かける。

■NOTES
「精神病院の患者が朝の日課のように、バラの花を一本一本道路に置いていく。しかし、その並べられたバラの上を無情に1台の高級車が踏みつけて行く。」そんなシーンから始まる。

先生のションベン

賛美歌

浅野忠信さんめっちゃ舐められてた

7月10日に救われる

「彼は多数の作品の監督を務めており、その中には1994年の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』、1995年の『Love Letter』、 2004年の『花とアリス』のようにポップなトーンで世界観が構築されているものも少なくない。しかし、90年代後半から2000年代初頭にかけて、 日本映画世界における岩井俊二のイメージを作り上げたものは間違いなく『PiCNiC』や『スワロウテイル』、『リリイ・シュシュのすべて』といった何かしらの形で病に寄り添った映画だった。」(坂上秋成「ピクニックに出かけられなかった人たちのために」『ユリイカ 特集・岩井俊二-『Love Letter』『スワロウテイル』『リリイ・シュシュ のすべて』から『ヴァンパイア』へ、未知なる映像を求めて』第44巻第11号、青土社、2012)