スギノイチ

暴(や)る!のスギノイチのレビュー・感想・評価

暴(や)る!(1978年製作の映画)
3.5
八城夏子がただただ犯されていく。それ以外の内容は無い。
登場する男達がほぼ全員レイプ魔という狂った映画だ。

決定的に展開が狂っていくのは中盤から。
またもや八城夏子が通りすがりのレイプ魔に襲われる場面で、暴走族が乱入。
レイプ魔はおのれ可愛さに八城夏子を差し出すが、なぜか暴走族達はレイプ魔をリンチ。
半殺しにした後、そのままレイプ魔を輪姦してしまうという不条理な展開に。
あまりの光景に八城夏子は慌てて逃げ出し、医者に駆け込むも、今度はその医者に昏睡レイプ。
その後は警察に駆け込むも、さらに悪徳刑事どもに輪姦され、最終的にはその刑事達とのカーチェイス…と、話は支離滅裂で不条理の極み。

碌に会話のシーンも無く、脈絡の無い正体不明のレイプシーンが続くので、今井健二演じる暴力刑事のような、ある意味型通りの敵が登場すると逆に安心する、という妙な逆転現象が起こる。
スギノイチ

スギノイチ