カント

200本のたばこのカントのレビュー・感想・評価

200本のたばこ(1998年製作の映画)
3.3
青春群像ドラマ。
1981年のNYの大晦日。
何組もの男女を活写。

携帯電話の無い時代、誰かと待ち合わせしたり連絡するには家電(イエデン)しか無かった。
相手の電話番号が分からなくても番号案内で、その家の住所まで分かった時代。

どこでもタバコが吸えた。病院でもタクシーの中でも映画館の中でもエレベーターの中でも。

大晦日って紅白みてソバ食べて鐘きいて、お年玉に期待して初日の出みたり姫始めしたり。ワクワクしたもんだけど…
ダウンタウンの笑ってはイケない、を見てる内に、いつのまにか新年を迎える近年。

この映画では、大晦日にはハッチャけないと損だと思う、今で言うパリピ気質な面々ばかり。
大概はファックしたい。それが人生の目的。
独身時代を謳歌するのは悪い事じゃない。
目の前の出来事を素直に楽しめる奴が人生の勝利者。
2015-11-11
カント

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