あられ

修羅雪姫のあられのネタバレレビュー・内容・結末

修羅雪姫(1973年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

時代劇バイオレンスチャンバラアクションシリーズ 修羅雪姫第1弾

因果応報!

この作品、とにかく血飛沫が噴水のようにドピューと噴き出しますw 今の時代にはそぐわない、やばい表現が盛りだくさんです😰

クールビューティーな梶芽衣子さんの、眼光の鋭さに圧倒されます。着物姿も美しく、柄に日本刀が仕込まれた紫の番傘、決めポーズも素敵です😊

“キルビル”見た後なので、色々オマージュされまくりで興奮します。オーレン・イシイが着ていた白い着物、雪の日本庭園での立ち回りは、まんま修羅雪姫の再現シーンでしたw オーレン・イシイが頭をスパッと切られた理由もわかりました😆

外題之一 怨契愛憎血糸…から始まるチャプター仕立て&一人づつ仕留めていくところや、イラストとナレーションで説明するとことか、“キルビル”そのもの (逆だけどw)

「おまわしだい!おまわしだい!」歌って踊って不気味に雪を取り巻く男たち。「ここに来たものは、なんでも皆で分けるんだい!」のシーンはひどいシーンなんだけど、雪が強いことは知ってるので、思わず笑っちゃいました😆

乞食の頭領・松右衛門を演じているのは、俳優で声優の高木均さん。トトロの中の人ですね。


明治7年、雪の降る夜。神奈川県八王子、東京監獄八王子分監。母の恨みを背負って生まれた娘・鹿島雪が誕生する。

牢から出れぬ母親・小夜は、恨みを子どもに託すため、監守とまぐわい続け、雪を授かったのだった。鬼っ子(逆子のことらしい)で難産だった小夜は、同房の仲間・お寅に後を託し、息を引き取った。

”血税騒動”に乗じて大金をせしめるために、雪の父親と幼児だった兄を理不尽な理由で殺し、母をなぶりものにした4人の外道ども(うち1人は小夜が殺人済み)の残り3人を見つけ出し、必ずや復讐を遂げるべく、道海和尚の元で厳しい修行を積み、修羅の道を突き進む雪…。

怨念一筋!雪の恨みの深さは凄まじく、もう死んでるのに、死体を崖から突き落としたり、仕留める前に首吊って死んでしまった死体の胴体を、恨みを込めてスパッとぶった斬ったり😆

最後に残った敵・塚本の息子で作家の足尾龍嶺とはいいムードだった雪。なんと父親を取り押さえる龍嶺ごと刀で串刺しにw 因果応報!復讐は終わった。そしてラストの因果応報が見事ww
あられ

あられ