kirito

アパートの鍵貸しますのkiritoのレビュー・感想・評価

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)
4.1
【アパートはラブホt(殴)】

おいやめろw
誰だ!「アパートはラブホテル」だって言おうとしたやつは!!
(私だ。しかも隠したのにばらすな!)

という意味深な展開から始まったわけですが、この「アパートの鍵貸します」ってなんか魅惑的な邦題だと思いませんか?
(→冒頭で、すでに興ざめさせてるぞ?)

まず、この映画はアパートの一室と会社でのシーンでできています。


主人公のバクスターが会社で出世するために、4人の上司(課長)の不倫場所としてアパートを提供する物語。
しかし、この4人にとどまらず部長までがアパートを貸せといいだした。いうことを聞けば上級管理職にさせてやるというのだ。
こうなれば貸さないわけはないよな?本来数年でなれる職にわずか1ヶ月くらいでなれるというのだ。
ところが、この不倫相手が実はバクスターが恋心を抱いているエレベーターガールだったのだ。
さあ、ここからどういう展開にもっていく?


本当にクソだなwって思うテーマをここまで綺麗?に面白おかしく描けた点にこの映画のPOINTがあると私は睨んだ。
いってみれば男は「女」と「出世」しか考えてない生き物ということの風刺か?そうなのか?
まあ、ほとんどの「男」はそうなんだろうが、この絡ませ方が非常に面白かった。
評価が高い理由もうなずけます!!


課長「水曜日は空いてるか?」
バクスター「いやその日は予定が入ってます。調整します」
とかいう展開がもう馬鹿らしいのだが、その日程を必死に調整するバクスターに笑えてくるに違いない。


そして、スパイスを加えるのが隣の部屋に住む「医者」である。
毎日、昼夜問わず、隣の情事の音、そして日々違う女がアパートにやってくる。
ついにバクスターに対して
「死んだら検体になってくれ(懇願)」
と頼み出すw
しかし、バクスターは自分がやってるわけではないという本当のことをいえず、誤魔化すしかない。
ここで自分は悪人となり下がるわけだ。
そこまでして「出世」したい!というなんともお馬鹿な男なのだが、それも当時だったら当然のことだったのだろう。


そして、今作は白黒映画というのも特徴である。
そりゃ1960年代の映画なのだから当然だ。

「嫌な天気ね」
っていう発言をするシーンがあるのだが、白黒故わからないw
だからこそ、これは言葉にしないといけなかったのだ。
あと、白黒のDMは料理が美味しそうに見えない。残念。
(パスタはこれからテニスラケットで湯切りしてね)


さて、このSTORYの結末はどこへ行くのか。
一つだけいえるのはとってもすっきりした終わり方だということ。
125分を捧げる価値は間違いなくあります!!
昔の映画ってとっつきにくいところもありますが、非常におすすめです!!
Filmarksの評価も4.0なので間違いないです!!


~おまけ~
後半ある理由からベットのある部屋が中心となるのだが、どうしても気になっちゃうのが、そのあなたが寝てるベットって皆が使ったベットなんだよなぁ~
(節子。それ、ふれちゃダメなやつや)

2015.11.19