いわゆるアメリカンニューシネマ、好きなんですよ。好き？というかこういう映画が作られた時代があったことに興奮を覚えるというか。知識も全然ないし当時の空気感とかちゃんと分かってないけど、「卒業」は最高だし、「カッコーの巣の上で」も大好き。
ずっと見たかった今作もやっぱりかっこよかった！！ヒッピーのあんな共同生活はしたくないけど、服装とかめちゃくちゃかっこいい。薬物による幻覚シーンの見せ方がもう本当にキマってて、心からこういうシーンが大好きだと思った。知識ないながらもアメリカンニューシネマの特徴は虚ろな目だと勝手に思っていて、ピーター・フォンダの演技がとてもよかった。おばあちゃんになってもこういう映画にキャーキャーしてるかは疑問だけど、おばあちゃんになってもかつてこういう作品を好んでいたという気持ちは忘れないでいたいな。
と散々言いつつ、この映画も最後まで見たら「かっこいい」だけじゃ全然ないんだよね。ある種のアメリカ映画を観たときに陥る毒づきたくなるような苦々しい感情。鑑賞後はむしろその感情に覆われて意気消沈していました。もっと勉強しなきゃ。
まだまだ見るぞ、アメリカンニューシネマ！
