大島育宙

ハプニングの大島育宙のレビュー・感想・評価

ハプニング(2008年製作の映画)
2.9
公開当時の中学生の自分としては、なぜこんなに不評なのかピンとこなかったが、15年経って見直してみるとなるほどマヌケな映画だ。

冒頭の自殺大喜利をピークに、
ほどなく失速してそのまま終わる。
撃たれた人が倒れるスローモーションや、
突然出てきた人を正面から撮ったりするのが
ものすごく古く感じる。

動物園の飼育員や草刈り機は面白いけど
G指定にしたいがためにいちいちカメラを逸らす。物足りない。

『(500)日のサマー』以外でズーイーデシャネルの全盛期を拝めるという点で貴重な作品ではある。