ダオ

ハプニングのダオのレビュー・感想・評価

ハプニング(2008年製作の映画)
3.8
2008年にアメリカでつくられたM・ナイト・シャマラン監督・脚本・製作。何の前触れもなく突然起こった人類滅亡の危機をサスペンスフルに描いたパニック映画。全米全土からミツバチの姿が消えたのを始まりに人々が次々と自殺していく異常現象のなかフィラデルフィアの高校教師は妻と友人の娘を守るため見えない脅威から逃避行を図るが……。

映画館で見た時にはお話を広げまくったすえにオチないんかい! って怒りにも似た感情を持ちましたが、しかし「それがエムナイト作品だってばよ」と自らに言い聞かせたわけですが、新コロ禍を経たいま見るとわりと真実を穿っていて納得感ありました。

というか『午後ロー』での放送が始まってからチンチロリンって株価暴落の字幕が何度もでてね。とうとう4451円安の過去最大の下げ幅ってこれなかなかのハプニングよ。で、アレでしょ「政府が悪いんだぁ」って言うんでしょ。この映画の最後でも言ってましたっけ「政府の責任だ」って。

そうやって言っとけば楽なんだけれど、でも目の前でヤバいこと起きてるから、マジで。本質から目を逸らしたらまたやられるから。でもまぁ株で負けると自分の無能さが募るんで辛い。リアルなお金だしね。が、こういうことは起こるわ、たまに。誰かのせいにしても仕方がない。だからみんなが売る時に買う。それだけ。まぁ怖いけど。たぶん、きっと、そういう映画……。
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