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ハプニングのouckyのレビュー・感想・評価

ハプニング(2008年製作の映画)
2.2
監督はハリウッド一流監督の座を「シックス•センス」で射止めながらも下降気味になってしまったM•ナイト•シャマラ。僕は苦手ですが今度「アンブレイカブル」シリーズ第三弾「グラス」が公開するのでこれを機にまだ、見てないシャマラン作品を消化しようと鑑賞しました。
そこそこ古い映画になってしまいましたので、評判があまり良くないのも知ってました。内容もそれなりに不条理な事も知っていました。それより何より、僕個人的にはシャマラン作品がちょっと苦手なんですよね。
「シックスセンス」はとても面白かったですけど、それ以外は正直ピンと来ない…。ネタとしては「サイン」はアリですけど。
とにかく冒頭の時間が止まったかのような世界、そして自殺衝動に駆られ次々に命を落とす人々の描き方は圧巻の一言!こりゃ凄い!もしかしたら本当凄い映画なのでは?と思いました…。いや、思いますよ…。しかし、アレよアレよと物語ほ進む…。な、なんか、変…。いや、一杯変だ…。アレ、何か肝心な事を主人公とニュースキャスターが言ったぞ…。終わった…。
うーん、こりゃあトンデモ映画だ。理不尽に始まり、理不尽に終わる映画は過去にも確かにありますよね…。「マックイーンの絶対の危機」とか「ゾンビ」もその最たるモノかも知れません。理不尽に始まり、蹂躙されて終わる。明らかな意味など何も持たず、気づくと収束していく…。しかし、傑作と呼ばれるモノには確かなカタルシスが存在します。でも、「ハプニング」は悲しいくらいに尻窄みなんですよね。この作品の辺りでシャマランの監督生命が一旦終焉したと言っても過言ではないのでは?
とはいえまぁ、この人の作品も文句言いながら観てるのは何らかしらこの人に惹かれるモノがあるからでしょうね 苦笑

次は本命の「スプリット」に挑戦します。
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