虎氏

ハプニングの虎氏のレビュー・感想・評価

ハプニング(2008年製作の映画)
3.4
M・ナイト・シャマラン監督による作品。
ある朝、公園にいた人間が次々自殺をするという事件が起こり、その現象は爆発的な勢いで広がっていく。明確な原因が解らない為、発症していない人々は現象が起きていない地域へ逃げ出すのだが…というストーリー。

派手な描写はほとんど無く、全体的に静かな作品である。人間を死に追い込んでくる驚異の正体が何なのか推測の段階である為、明確な対策方法が無く、時だけが過ぎていく恐怖感が伝わってきた。結局、何も解決しないまま約1日で脅威は終わり、平穏な日々が戻ってくるのだが、本当の恐怖はこれからかもしれないという終わり方も味わい深い。

結末としては投げっぱなしなのだが、本作に限っては特に不満を感じなかった。
虎氏

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