NORA

ハプニングのNORAのレビュー・感想・評価

ハプニング(2008年製作の映画)
5.0
「世界の危機に立ち向かう家族」という『サイン』と同じ体裁を取りながら、同作とは逆に多くの批評家・観客からは否定された。しかし、訳の分からないものに対する恐怖を描くという技巧において『サイン』をはるかに凌駕しており、工事現場での集団自殺、明るい太陽の日差しに照らされる首吊り死体など、鮮烈なシーンは枚挙に暇がない。ディザスターパニックものとしても秀逸で、日常風景はそのままに静かに世界が終わっていくリアリティは圧倒的である。
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