拓風

ハプニングの拓風のレビュー・感想・評価

ハプニング(2008年製作の映画)
1.7
都市中心部にて、突然人々が自ら命を立ち始める。
その現象はやがて、郊外の人の少ないところへ伝染していく。


「シックス・センス」のシャマラン作品。

予告はとても面白そうでしたが、最近の映画に多い、「予告がもっとも面白い作品」でした。

興味をそそられるのは最初のわずかなところだけ。

あとは、主人公が逃げるのみ。

そして、こういう「追われ映画」にありがちな、『転がり込んで、受け入れてくれた先の人が変』ってのもあいかわらず。

最終的に、原因もわからず事態は収束。
それを、「自然界には人知の及ばないものがたくさんある」で終わらせているかと思うのですが…

それはわかってるんですが、いわゆるサスペンスやスリラー、ミステリーというジャンルで、そして何より「映画」という物語で、それを言ってしまうのもどうかと思いますが。
それなら、起きる現象だけを考え付けば、どんなものでもそう終わらせられますし。

せめて物語である以上、何らかの形あるラストを見せて欲しかった。

いつの間にか事態は終息し、主人公たちは幸せな日々を。
そして、また別の都市で動揺のことが起こる…
って、何だか逃げの様な気がします。

たぶん、もうしばらくシャマラン作品は見ないかと。
拓風

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