将棋に続き、ついに囲碁も人工知能に抜かれ、将来なくなる仕事がリストされて脅かされるようになった今年2017年、
メカのDavidは願い通り本物の人間になれるのか
(彼の究極の願いは母親に愛される事だが)を考える事で、
そもそも人間らしさって何？ 人工知能に出来ない仕事って何？
なんぞを哲学したくなったら2001年制作の本作を是非どうぞ
16年前に見た時の記憶は唯一プールのシーンだけ
もう見ることは無いと思っていたけれど、昨今のAIブームに触発されて再鑑賞、面白かった
映画は変わっていないのだから自分のどこが変わったのだろうと結構自問
寿命かな？
一度は愛したメカを犬猫のように捨てざるを得ない時、メカは死なないから少し気が楽？ それは人間側。メカはいつまで愛した人を想い続けるの？
途中から出てくるジュードロウは上手い
よく出来た新型メカにしか見えない演技、シルエットが美しい
BGM機能付きで専門分野が限られている、ペッパーくんの正常進化型メカか
彼は自分の寿命に興味はないらしいが、助けてくれた事に対する最低限のお礼の気持ちは持っていて何度か恩返しをする
"Good by David．I am. I was." と別れのセリフもそれらしいが原文ママを理解できるほどに語力がない自分が残念
