まずこの邦題が全てを物語っている。
近未来の見た目は人間そのもののロボットのお話であり、家族愛の物語。
AIの話。AIを日本語読みすると愛。
そゆことなのです。
この作品を観ると昔から人間はロボットを作り究極の人造人間を作ろうとしている事がよくわかる。
技術の発達した今でもまだまだ完璧な人造人間が完成していないのは“不気味の谷”という現象が起きているから、と授業で習ったけど結局人間は優位に立ちたいものなんだろう、と思います。
だからこそ、永遠に人造人間は出来ないと思う。
もし作れたとしてもそれを自分たち自身で壊そうとするでしょう、この映画で描かれているように。
何となく先の読める展開ではあったけど
やはり人間て自分勝手な生き物だと思うし
ある意味ロボットの方が純粋な気がして
とても切なくなってしまった。
こんなにも深い愛がロボットに芽生えるなんて、人間を超えてる。
ずっと夢(本物の人間になりたい)を追いかけ続けたデイビットにとってこの結末はハッピーエンドだと思う。
最後の一日はとても幸せそうだった。
それにしても見事なまでの伏線回収だったなぁ。
物凄く綺麗にまとまっていて計算され尽くしたストーリー。
脚本書く時の参考になる。
観ていて思ったのは自分自身に家族ができた時、この映画をもう一度観ると愛情のかけ方についてよくわかる気がした。
