ぬーたん

バタフライ・エフェクトのぬーたんのレビュー・感想・評価

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
3.6
タイムループもの。でもその中では個性的な設定である。
エヴァンは日記を読んでいて過去に戻る力を持っていることを知った。そして初恋の女性ケイリーの人生を変える為に過去に戻りやり直すが、事態は悪い方へと進んでしまう。自分が幸せになっても他人が不幸になってしまうのだ。ジレンマの中で、エヴァンが下した最終決断は…。

エヴァン役はアシュトン・カッチャー。この作品で初めて知った俳優だが、好演している。エイミー・スマートがどんな役でもピタリとはまって上手だった。

タイムトラベルものでコンセプトはオーソドックスなのだが、脚本と演出が秀逸なので、引き込まれる。
着想がとにかく面白い。過去に戻ってその度に結構な不幸が誰かに訪れるので観ていて疲れるし心臓に悪いかな。でも2時間があっという間で飽きることないのは確かでよく出来ている。こういう話は着地点が難しいけど、結局一番無難な着地だったのかなと、そこが物足りなかった。
ディレクターズカット版など違うエンディングが幾つかあるということ、色々と伏線が張られているということなので気づいていなかったかも?と思い、また観てみたい。続編は評判良くないから観なくていいかな。
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