辛ラ主義者

B・G物語 易入門の辛ラ主義者のレビュー・感想・評価

B・G物語 易入門(1962年製作の映画)
3.2
 これでもうちょっとテンポがキビキビしていたらと思わなくもないけれど、楽しい喜劇。メインを張る4人のBG(死語……)たちは万里昌代以外本当に華がないのだが、まあ、そういう役でもあるし。渋沢詩子のおきゃん娘は生き生きしていていいと思う。
 田宮二郎をめぐるあれこれは、ガラス張りのオフィスがよく活かされた良いシーン。万里昌代以外の3人の部屋を1画面に収めた描写なんてのもあった。そのあたりも含めて、充実期大映のパワーを感じさせる。