からあげ

旅立ちの時のからあげのレビュー・感想・評価

旅立ちの時(1988年製作の映画)
4.8
まだ桜が咲いてる街並みを車で走る。
今年は‥
いつもの年以上に長く桜の姿が目に映る。
桜の花のときは旅立ちのとき
そんな時期にぴったりな素晴らしい映画を
鑑賞できたことは本当に良かった ♪


反戦運動の爆弾犯として指名手配されている
両親と、2人の息子たちはずっと名前を変え
髪の色を変え、家も学校も変えての生活を送っ
ていた。
家族がチームとなりチームワークで見つからぬ
ように団結するのはこの家族にとって当たり前
で、街を逃げ出し車で飛び出す生活があった。

そんな生活の果てに親として子供を思う気持ち
子供が家族を思う気持ちが温か過ぎて沁みる。


『旅立ちの時』

寂しさは見せない
寂しくないよ、ぜんぜん‥

ちょっとだけ強い親のふりをする。
凛としてる親を見ると子供は安心するから。
親が子供にしてあげれることは思い出を作っ
てあげること、安心させること‥
そして、子供たちは旅立ちの時を迎える。
もう一緒に暮らすことはない
だからこそ、思い出と一緒に可能性をたくさん
持たせてあげたい。

‥指名手配犯ではあるけれど、間違いなく親な
んだと思えた。


今は亡き、リヴァー・フェニックスが出演して
いる。生きていたらきっと名作を沢山残して
いたはずなのに。
良い映画を観れて良かったです♬
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