Ａ・パチーノ＆Ｍ・ファイファー主演作。
「恋人たちの予感」からトキメキが失せ、気持ちだけでは乗り越えられない恋物語。可笑しくて切ないです。年齢が重なるほど、二人の気持ちが分かってくる。前科のある男とＤＶ経験のある女。ハードル高い恋ですね。とは言え、この作品のメッセージは「人生の再出発はいつでもどこでもあるんだ」ということ。「ベティ・ブルー」の様な破滅的な恋愛もありですけど、実人生に照らし合わせれば、断然説得力のあるのが今作。ハリウッドには珍しい日常の連続をつなぎ合わせた作風。鑑賞後にジーンと余韻が残る傑作。恋愛モノ苦手なんだけど、これは大好きです。
「君から電話がかかってくるから切るよ」って台詞は最高に笑えます！
