特に豪雨前の空に稲光が映し出されるシーンが白眉だが、全体的に空が魅力的。
室内の撮影もまさに「活動写真」の美しさだと感じた。
男女のあれこれに無駄にお金が絡むと、いまいち見せたいものがなんだったのかがわかりにくくなって、結局「人間の愚かさ」みたいな浅いことしか言語化できなくなるの嫌だなあ。
結局、従兄弟との愛のために死んだのか、土地の存続のために死を選んだのか、よくわからなくなってしまった。
と思ったら、最後のつとむくんが「それは受け取る側が決めることだ」と態度で示してくれたので少しすっきり。
ただ、騙くらかして土地転売までしようとしてた人の死を、あそこまで泣きわめいて悲しむのは理解しがたかった。
彼女はマジでどうしたかったんだ……