なまにく

ワールド・オブ・ライズのなまにくのレビュー・感想・評価

ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)
3.6
俳優目当てで鑑賞。人を信用するなと豪語する上司と信頼が一番なので嘘付くなと迫る協力者に挟まれ唸るディカプリオの図は正直言って嫌いじゃないし好きです。人によっては恋愛のシーンは蛇足だと言う方もいますが、主人公がどこまで中東に対する想いが描かれているかが表れて、個人的には良かったと思います。
ただ、これ2時間だとめちゃくちゃ時間足りないな!と観ていて感じました。展開に展開が重なって、勢いがあったからこそ、意外と人間らしさのあるディカプリオに対して入りやすかったり、緊張感や迫力が生まれたかもしれないけど早い!やっぱりあと30分あれば(私は)理解度が深まったなと感じました。めちゃくちゃ個人的な意見ですけど。
ただ、この作品でアメリカがなぜ中東に苦戦しているのか、色んな人のレビューを拝見して、さわりだけ知ることができました。技術に頼り切ってしまった故に原始的な方法で太刀打ちしてきたテロリスト。間抜けなCIAが描かれて呆れてしまうかもしれませんが、全てのものに対して、進化していく技術に頼り、楽をし続けているだけでは、信念や執念には勝てないとも感じられます。色んなことに興味を持つきっかけになる映画でした。
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