ハバナの男の作品情報・感想・評価

「ハバナの男」に投稿された感想・評価

shogo

shogoの感想・評価

3.5
アレック・ギネスの独特のテンションがハバナとマッチしていなくて面白い。

ノエル・カワードの服装は必見。
カストロによるキューバ革命前夜。ハバナで娘と電機店を営む平凡な男が英国紳士よりスパイに勧誘され、お金を目当てに嘘の国家秘密を報告をした事で巻き込まれるスパイサスペンス。『第三の男』のグレアム・グリーンの原作をキャロル・リードが映画化、主演にアレック・ギネス。

南国のキューバで背広にネクタイ、ソフト帽にステッキのいかにも英国紳士然とした劇作家ノエル・カワードが周囲にバレバレで勧誘に来る場面、陽気なキューバ音楽などが楽しい英国のイーリング・コメディ。川本三郎氏の #サスペンス映画ここにあり 、双葉十三郎氏の #外国映画ハラハラドキドキぼくの500本 紹介作。
Jimmy09

Jimmy09の感想・評価

5.0
お金欲しさに気軽にスパイになった男が、実際のスパイ戦に巻き込まれて命を狙われることになるスパイ・サスペンス映画😎✨
監督はキャロル・リード、原作&脚本がグレアム・グリーン…なので、あの『第三の男』みたいな映画かと思っていたら、サスペンス・コメディ映画に見えた。

お気楽スパイになってしまう男はアレック・ギネスだが、軽妙な演技を見せる。
命を狙われる場面でも「毒殺されるかも…、どの皿に食事が入っているのか?」と考えて、他人の皿と取り換えるなど力の抜けてイイ感じの雰囲気。
途中で、アレック・ギネスの元にバリバリ秘書が本部から配属されてやって来るが、秘書に問い詰められるアレック・ギネスも楽しい。
この秘書を演じているのは、あのジョン・フォード映画で良く観るモーリン・オハラ。現代劇で観たのは初めてかもしれないが、本当に綺麗!

2年ほど前から、この映画を観たかったのだが、なかなか観られなかった作品。ようやく観ることができた。
なかなか楽しい佳作であった🙂
yukie

yukieの感想・評価

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Myeに同じ時間にダイキリを
「第三の男」から11年後に作られた同じくグレアム・グリーン原作のキャロル・リード監督作品
今までソフト化もされなかったくらいなので一般的な評価は低いのかもしれないが、いやいやとても味があって面白い

舞台はキューバ革命前、アメリカからの援助を受けながら独裁体制を敷いていたバティスタ政権下の首都ハバナ。いかにも英国紳士然とした男(ノエル・カワード)が、現地で掃除機販売代理店を営む英移民のワーモルド(アレック・ギネス)のもとを訪ね、突然英國諜報部の「ハバナの男」としてスパイになるようスカウトしてきたところから物語は始まる…

(以下、途中までネタバレ気味)
ワーモルドは男で一人で育てた美貌の一人娘(ジョー・モロー)に滅法甘く、娘の将来のため高額の報酬に目が眩んでスパイを引き受ける。しかし、単なる一般人のワーモルドに本国に流せる情報などなく調子に乗って架空の情報をどんどん流していたところ英国首相まで巻き込む騒動となる。本国から有能な美人秘書(モーリン・オハラ)が送られてきても適当なことを言ってその場をしのごうとするが、そのうち、警察に目をつけられるわ、敵側のスパイと抗争になるわ、とシャレにならない状況に…

いわゆるシチュエーションコメディなのだが、名優アレック・ギネスが飄々と演じる主人公はちょっととぼけた感じがあってとても魅力的
後半、ある理由から、主人公が、娘にベタ惚れの警察署長(アーニー・コバックス)とウイスキーのミニボトルを駒に例えたチェスをする場面があるのだがそこはなかなかの名場面だと思う
ついでにアバンタイトルも素敵

もちろん監督お得意の斜めの構図や白黒の印影も山盛り

レンタルに回るようなことがあれば是非
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