LalaーMukuーMerry

遠雷のLalaーMukuーMerryのレビュー・感想・評価

遠雷(1981年製作の映画)
3.5
タイトルはちょっといい感じだけど想像してたのと全然違った。タイトルとは何の関係もない昭和56年の作品。都市近郊のトマト農家の若者が嫁を貰う話です。
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さかりのついた若者は都会だけじゃなく、農家にだっている。ビニールハウスのトマトの間で〇〇〇、もうちょっと真面目に農業やる人たちだっているでしょうよ、なんでこんな人たちを描くかなぁ?農家の若者を泥くさく描くこの手法はいかにも昭和な感じがする。人間臭さとはこういうことだ、みたいな?
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石田えりが何度も服を脱ぐのは日活ロマンポルノの影響かな? と思ったらこの監督(根岸吉太郎)はそこ出身の方でした。白い目で見られるかもしれないが、日活ロマンポルノは日本映画史の中で結構大きな地位を占める。ここ出身の名監督、名俳優がたくさんいて、昭和のこの時代の作品はかなり影響を受けていたに違いない。かつてはいかにもな感じの看板がかかったポルノ専門の成人映画館がありましたなぁ。
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主人公の友人が罪を吐露するシーンが終盤のヤマ場なのですが、全然共感できなかった(リアルタイムで見たら違った印象だったのかしらん?)。ラスト、二人で桜田淳子の歌を歌うシーンも見てるこっちが恥ずかしくなるような場違いな感じで…。名作らしいですがわたし的には、まことに残念!