完全に見る人を選ぶ至高の変態ミュージカル。
願わくば感受性の鋭い十代の頃に映画館で観てドカーンと衝撃を受けたかった。30代半ばにようやく初めて見て思ったのは、これはある種の同類を見分ける踏み石というか、いい年した大人同士でこの作品を共に見て気まずい思いをすることなく爆笑できる相手は、恐らく今後の自分の余生を笑って生き抜くのに欠かせない貴重な存在だろうということ、と、これに満点を付けるような人間はまともに見えても多分どこかしら壊れてるので取扱い注意ってことだ(笑)
でも、ボヘミアン・ラプソディがこれほど大ヒットした今なら、案外大衆にも受けてリバイバルヒットしたりして。いつか、爆音応援上映で踊りながらスクリーンで観たい。