ふるやま

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングルのふるやまのレビュー・感想・評価

4.0
「ストーリーがやりたい放題だった前作に比べ、今作は子どもが笑って満足できることに配慮した作品でストーリーも単純だが、"子どもは笑いまくって大人も胸が熱くなるシーンもある"。今回も原監督の見事な手腕に関心」

前作の「温泉大決戦」+「メイドイン埼玉」の2本立てで、まさかのシリーズ最低興行収入を記録してしまった為に、今回はターゲットを完全に子どもに絞ってストーリーも完全に子どもが満足できるように徹底的に練り上げ公開された今作。

まず、ひとこと言いたいのは私が
3歳の頃に今作をTVの地上波のリアルタイムで
視聴しているということである。
どうだったかって?そりゃアもう...
「当時の僕は大満足ですよ!超笑いました!集団ケツだけ歩き最高‼︎
しんちゃんとアクション仮面のコンビ最強‼︎」とか思ってました。はい。
ケツだけ歩きよく真似したなぁ...

しんちゃん映画ってよく「オトナ帝国」と「戦国大合戦」と感動要素を比較されがちです。別にいいじゃん。おもしろくて、子どもが満足すりゃーよ。

1番好きなシーンは、アクション仮面VSパラダイスキングのシーンで、しんちゃんがパラダイスキングのボコボコにされたアクション仮面を一生懸命励まして、アクション仮面がしんちゃんとみんなの声援に応えるように、雄叫びをあげるトコです。
目頭が熱くなってしまいました。

声優好きな人には大塚明夫VS玄田哲章
ってのもたまらないかも!!

そんなわけで、無事に今作が前半の「温泉大決戦」よりヒットして興行収入を巻き返したことで、原監督の続投が決まり「オトナ帝国」と「戦国大合戦」というアニメ史に残る大傑作が生まれるのです。
ふるやま

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