猫皇

恐竜グワンジの猫皇のレビュー・感想・評価

恐竜グワンジ(1969年製作の映画)
4.0
古い映画ですが、恐竜好きなら一見の価値あり。
恐竜のリアルさは現在の物と比べると
流石に見劣りしますが、
こちらはストップモーションアニメによる、
独特の艶めかしい動きが魅力でクセになります。
序盤は少々タルいですが、禁断の谷に入ってからは
ワクワクする展開の目白押し!
(まぁほぼ「キングコング」なんですが)

この手の映画って、予算の都合で特撮シーン
その物が少なく、いわゆる出し惜しみで引っ張ったり、
画面を暗くして粗を隠したり、体の部分アップだけで
全身を映さなかったり、同じ画面に人間と一緒に映らない、
そんなパターンが多いですが、こちらは惜しみなく大放出。

全身をさらして白昼堂々と歩き回り、大暴れしてくれます。
ストップモーションアニメを作る大変さを知っていると、
当時の技術でよくこれだけのクオリティの長尺を
作った物だと感心します。いやほんと凄すぎる…
「恐竜映画好きの人の見たい画」が全て詰まっているのでは?

…と、ベタ褒めしてますが、ストップモーションアニメの
独特の動きと合成感が好みに合わないと厳しいかも
しれませんので、そこは注意。
猫皇

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